上津公園ビオトープの情報です。

2008年7月21日月曜日

7月のビオトープ観察会(1)


毎年夏と秋にビオトープの観察会を行っているのですが、今年は夏だけです。

NPO田園ボランティアネットの佐藤さんに広報や進行をお願いして、子供たちも集めてもらいました。今回の参加者は子供たちが7人。そして、お父さんやお母さんたちです。スタッフは総勢6名。

7月のビオトープ観察会(2)


ビオトープに子供たちを誘導して、生き物の採り方を教えているのは志水さんです。みんな熱心に話をきいてくれました。

7月のビオトープ観察会(3)


「ねえねえ、コレ何?」って言ってるんでしょうか。子供たちは質問攻めです。
最初はおそるおそる岸辺から網を使っていた子供たちも、しばらくするとジャブジャブ水に入ってきます。暑い日でしたから、その方が気持ちいいね。

7月のビオトープ観察会(4)


ビンゴゲーム方式で、ビンゴの数だけカンバッジが作れるイベントです。みんなたくさんバッチがつくれたかな?
この日に確認されたトンボの種類は10種でした。でも、やっぱり数が少ない。水中の環境が単純になっているのが大きく影響しているのでしょう。
又、気のせいかもしれませんが、ザリガニの数が減ってきたような気がします。

2008年6月15日日曜日

6月の上津公園ビオトープ(1)


今月は6名の参加者でモニタリングを行いました。

とりあえず駐車場のそばの大きな池から観察を始めますが、ずいぶん水質が悪化しています。アオコが浮いていますし、所々油のようなものが水面に浮かんでいます。やはりザリガニやヌマエビの大発生により、水生植物が大きく減少したことがその原因ではないでしょうか。

6月の上津公園ビオトープ(2)


でも、子供たちはザリガニが大好きです。
何家族か、ザリガニを釣りに来ている家族がありました。たくさん釣り上げて帰って欲しいものですが、釣果は今ひとつだったようです。残念!!

6月の上津公園ビオトープ(3)


トンボの確認種数は、13種ですからまずまずといえるのですが、個体数がものすごく少ないのです。
昨年の夏までですと、うんざりするほどたくさん生息していたムスジイトトンボが激減しました。この日見られたのは1♂だけです。
しかし、湿地性のトンボは健在です。安定的に発生しているようです。写真のトンボはヨツボシトンボですが、他にも湿地性のトンボとしてハラビロトンボが見られます。

6月の上津公園ビオトープ(4)


新たな発見もありました。
昨年の秋に近くの池で捕まえたヨシノボリを2匹池に入れたのですが、どんどん数を増やしているようです。彼らはヌマエビやザリガニの幼生を食べてその数を増やしているようです。たくさん食べてすこしでもザリガニなどの数を減らして欲しいものです。
写真で見ると、ザリガニやヌマエビばかりが目立ちますが、4〜5匹ヨシノボリが混じっています。

2008年6月1日日曜日

5月のビオトープ(2)

5月もたくさんアメリカザリガニやミナミヌマエビが見られました。メダカの数も多いです。どうも、外から持ち込まれた生き物ばかりが増えているようです。
そのほかの生き物はほとんど見られません。昆虫の数も少ないです。

ただ、湿地で見られるトンボの数は多く、ヨツボシトンボ、ハラビロトンボがたくさん見られました。その一方、イトトンボの数は激減したように思います。やはり水中に見られる植物が大変少なくなっていることが原因でしょう。6月にはどんなトンボが見られるでしょうか?

5月のビオトープ(1)

今月からブログ形式で、上津公園の状況をお知らせすることにしました。よろしくお願いします。

昨年までの上津公園ビオトープは、キシュウスズメノヒエがはびこって刈り取ったり大変でした。しかし、昨年の秋あたりから事情が変わってきました。あれほどはびこっていたキシュウスズメノヒエがだんだん少なくなっています。一体どうしたんでしょうか?

どうやら、原因はアメリカザリガニとミナミヌマエビの増加だったようです。